西海市議会 > 2011-09-02 >
09月02日-01号

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  1. 西海市議会 2011-09-02
    09月02日-01号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成23年  9月 定例会(第3回)     平成23年第3回西海市議会定例会議事日程(第1号)                         平成23年9月2日(金)                         午前10時開議開会宣言日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸報告   (日程第4 報告第10号及び日程第5 報告第11号の2件一括上程)日程第4 報告第10号 株式会社大島中央商店街振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告について日程第5 報告第11号 財団法人西海農業振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告について   (日程第6 報告第12号及び日程第7 報告第13号の2件一括上程)日程第6 報告第12号 平成22年度決算に係る健全化判断比率の報告について日程第7 報告第13号 平成22年度決算に係る資金不足比率の報告について   (日程第8 議案第65号から日程第36 議案第93号までの29件一括上程)日程第8 議案第65号 西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会条例の一部を改正する条例の制定について日程第9 議案第66号 公益的法人等への西海市職員の派遣に関する条例の制定について日程第10 議案第67号 西海市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第11 議案第68号 西海市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第12 議案第69号 西海市スポーツ振興審議会条例等の一部を改正する条例の制定について日程第13 議案第70号 市道の路線認定について日程第14 議案第71号 市道の路線廃止について日程第15 議案第72号 西海市営住宅浜町団地敷地内児童負傷事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについて日程第16 議案第73号 西海市浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第17 議案第74号 西海市廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第18 議案第75号 西海市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第19 議案第76号 権原の無い私有地の占有に係る損害賠償の額を定め、和解することについて日程第20 議案第77号 平成22年度西海市一般会計決算認定について日程第21 議案第78号 平成22年度西海市国民健康保険特別会計決算認定について日程第22 議案第79号 平成22年度西海市後期高齢者医療特別会計決算認定について日程第23 議案第80号 平成22年度西海市簡易水道事業特別会計決算認定について日程第24 議案第81号 平成22年度西海市老人保健特別会計決算認定について日程第25 議案第82号 平成22年度西海市下水道事業特別会計決算認定について日程第26 議案第83号 平成22年度西海市交通船特別会計決算認定について日程第27 議案第84号 平成22年度西海市特別養護老人ホーム大崎やすらぎ荘特別会計決算認定について日程第28 議案第85号 平成22年度西海市介護保険特別会計決算認定について日程第29 議案第86号 平成22年度西海市水道事業会計決算認定について日程第30 議案第87号 平成22年度西海市工業用水道事業会計決算認定について日程第31 議案第88号 平成22年度西海市立病院事業会計決算認定について日程第32 議案第89号 平成23年度西海市一般会計補正予算(第2号)日程第33 議案第90号 平成23年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第34 議案第91号 平成23年度西海市下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第35 議案第92号 平成23年度西海市介護保険特別会計補正予算(第1号)日程第36 議案第93号 平成23年度西海市水道事業会計補正予算(第1号)        平成23年第3回西海市議会定例会会議録                              (第1号)招集年月日    平成23年9月2日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月2日 午前10時0分 宣告(第1日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 平井満洋   ◯     11 中里 悟   ◯     2 朝長隆洋   ◯     12 浅田幸夫   ◯     3 山口好晴   ×     13 吉田年位   ◯     4 田川正毅   ◯     14 杉澤泰彦   ◯     5 小嶋俊樹   ◯     15 佐嘉田敏雄  ◯     6 宮本一昭   ◯     16 井田利定   ◯     7 中尾清敏   ◯     17 佐々木義信  ◯     8 平野直幸   ◯     18 岩本利雄   ◯     9 永田良一   ◯     19 田口 昇   ◯     10 杉本秀伸   ◯     20 中野良雄   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          田中隆一   西彼総合支所長     鴨川栄子  副市長         一瀬修治   西海総合支所長     山下利喜  総務部長        繁山 均   大島総合支所長     深堀栄子  さいかい力創造部長   松永勝之輔  崎戸総合支所長     藏前龍日出  市民環境部長      川岳福夫   総務課長        岩倉光義  保健福祉部長      澤田洋子   財務課長        冨永敬二  産業振興部長      田中正博   教育長         野田憲佑  建設水道部長      山下安夫   教育次長        吉田 浩  福祉事務所長      森 重義   監査委員        河野清治職務のため出席した者の職氏名  事務局長        本川信作   書記          岩永志保  書記          松山 靖     午前10時0分 開会 ○議長(中野良雄)  おはようございます。 会議を始める前にクールビズについてお知らせいたします。 本定例会はクールビズを実施するため、上着及びネクタイなどを着用しない軽装で対応いたします。 ただ今の出席議員数は、19人です。 定足数に達していますので、ただ今から平成23年第3回西海市議会定例会を開会します。 ただちに、本日の会議を開きます。 山口好晴議員から療養のため、本定例会の全ての期間を欠席する旨の欠席届が提出されましたので、報告します。 なお、中浦行政改革担当理事が本日の会議に出席しておりませんので報告します。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりです。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中野良雄)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定によって、6番、宮本一昭議員及び7番、中尾清敏議員を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(中野良雄)  日程第2 会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日9月2日から9月22日までの21日間とし、会期中の日程につきましては、お手元に配付のとおりとすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、会期は、本日9月2日から9月22日までの21日間に決定しました。 △日程第3 諸報告 ○議長(中野良雄)  日程第3 諸報告を行います。 まず、諸般の報告を行います。 本日までに受理した請願は、お手元に配りました請願書の写しのとおりです。 「350万人のウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願」は、厚生常任委員会に付託します。 次に、議員派遣について、お手元に配布のとおり、閉会中、議長において議員派遣を決定し、議員を派遣しましたので、報告します。 次に、議長としての報告事項は、印刷してお手元に配布しているとおりです。 会議の内容等についての説明は省略させていただきます。 なお、詳細については、資料を議会事務局に備えていますので、御覧いただきたいと思います。 次に、外海地区衛生施設組合議会議員及び長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員から会議の報告がありました。 報告書については、お手元に配布のとおりです。 次に、監査委員から例月出納検査の結果報告がありました。 報告書については、お手元に配布のとおりです。 以上で諸般の報告を終わります。 市長から行政報告の申し出がありますので、これを許可します。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 おはようございます。 行政の諸報告をさせていただきます。 本日、平成23年第3回西海市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、お繰り合わせ御出席を賜り厚くお礼を申し上げます。 本日は、第3回定例議会の初日に当たり、条例案8件、決算認定議案12件、補正予算案5件及びその他の議案4件並びに報告案件4件の計33件の議案等を提出させていただいておりますので、よろしく御審議の程お願い申し上げます。 ここで、行政の諸報告に入ります前に、本市職員の公務外における2件の非違行為につきまして、この場をお借りして、市民の皆様に陳謝申し上げたいと存じます。 1件目は、建設水道部所属職員万引き行為にかかるもので、この事案は、同職員が、本年4月9日土曜日に佐世保市内のホームセンターにおいて、金属製の耳かき及び銅箔テープの2点を上着のポケットに入れたまま精算せずに店外へ出ようとしたため店員に制止され、店側による警察署への通報がなされた結果、その事情聴取の過程で窃取の事実を本人が認めたものです。 その後、5月27日に本人から職場の上司への報告がなされ、当職において事件を知るところとなり、これを受けて本人から詳しい事情を聴くなどした上で、最終的に検察庁において起訴猶予処分となった事実を確認した後、7月1日付で停職3か月の懲戒処分を行いました。なお、同日、本人から退職願が提出され、これを即日受理、決定した結果、同日付で退職しております。 2件目は、崎戸総合支所江島出張所職員児童ポルノ法違反の現行犯で逮捕された事案で、逮捕容疑は、自宅のパソコンに児童ポルノの動画をファイル共有ソフトを使ってダウンロードした後にこれをアップロードし、インターネット利用者に対し、公然と陳列したというものです。 8月9日に逮捕された後、同月30日まで拘留されていたため、本市としての懲戒処分ができておりませんでしたが、なお、この後の部分で皆様のお手元にお配りしている分では、「拘留期間の終了とともに、本人からの事情聴取を行い、事実関係を把握した上で迅速に処分を行うこととしております。」と記載されているかと思いますが、8月30日の釈放後、翌日31日に本人から事情を聞き、改めて事実関係を確認するとともに、懲戒処分審査会の審査を経て、児童ポルノに対する厳しい世論の状況も踏まえ、最終的に9月1日付で懲戒免職処分とすることを決定し、同日これを市役所において本人宛、直接、文書をもって通知いたしました。 いずれにしましても、この度の、西海市職員が引き起こした事件は、率先して法律を遵守しなければならない立場にある公務員として絶対に許されないのはもちろんのこと、その行為内容も西海市の信用を大きく失墜させるものでした。 その結果、今回の不祥事によって、多くの市民並びに関係者の皆様の信頼を著しく裏切ってしまったことに対し、誠に申し訳なく、市長として衷心より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。 職員に対しましては、これまでもことあるごとに法令遵守や服務規律の確保など綱紀粛正についての指導を行ってまいりましたが、今後は、更なる指導徹底が必要であると考えております。 逮捕翌日の8月10日には本庁において、同11日には各総合支所に出向いた上で、私から直接、全職員に対し改めて自覚を促すべく厳しい言葉で訓示を行いました。今後とも、公務員としてのモラルを確立し、皆様の信頼を回復するための取り組みを強化して参りますことを申し添え、重ねて陳謝申し上げる次第です。 大変申し訳ございませんでした。 それでは、平成23年第2回定例議会以降の行政の諸報告を申し上げたいと思います。 まず、総務部関連では、総務課関係で、7月8日に宮崎県西都市から、橋田和実市長を始め同市の区長連絡協議会の研修団一行40数名が本市を訪れ、中浦ジュリアン公園横瀬浦公園での歴史を活かした地域づくりの現状について視察されました。 西都市とは、旧西海町時代から、双方が天正遣欧少年使節団にゆかりを持つことが縁で交流を続けておりますが、行政規模や産業構造が似通っており、交流を進めることによって、互いに参考とする部分など得るところが多いと考えられることから、今回の研修をきっかけとして、今後、多方面にわたる協力関係への発展に期待を寄せているところです。 東日本大震災に係る被災地支援活動関係では、県と市町の合同支援チームの一員として、7月12日から同月31日まで及び8月26日から9月5日までを派遣期間として、事務職員計6名を福島市へ派遣したほか、来る9月5日からは、同じく福島市へ同月17日までの予定で事務職員2名を派遣することにしております。 被災地では、避難所の運営支援業務並びに借上住宅、健康調査及び義援金に関する行政支援業務に従事し、いずれの職員についても精力的な活動が報告されており、今後も、可能な範囲で積極的な支援を行ってまいりたいと考えているところです。 裁判関係では、大島町内の市有地を不法に占拠している業者を相手取り提訴しておりました建物収去土地明渡請求事件の控訴審で、去る6月23日の全員協議会でも御説明申し上げましたとおり、福岡高裁から和解提案がなされ、これを受けて検討した結果、本市といたしましても早期解決を図るためこれに応ずることを決定し、その後、7月20日付で和解が成立したところです。 和解の主な内容は、当該不法に市有地を占拠する業者が土地及び建物を西海市に明け渡し、かつ、100万円を限度として分納により解決金を支払い、その上で西海市が、業者所有の建物を自らの費用で解体するというものです。 次に、旧崎戸町の臨時職員であった方が、当時の崎戸町役場が社会保険の適用事業所となっていなかったことをもって、年金の逸失利益に対する損害賠償を求められた訴訟につきまして、7月28日に長崎地方裁判所佐世保支部において、原告の主張を概ね認める判決が言い渡され、これを受けて判決の内容を精査した結果、裁判所の判断を厳粛に受け止め、控訴しないことを決定し、8月11日の満了をもって当該判決が確定したところです。 また、崎戸町内に設置しておりました崎戸定住者促進住宅の賃借人2名が、入居以来一切の賃料を支払わず、退去の届け出や鍵の返還を行わないまま連絡が取れないため、その保証人である方を含む3名を相手取り提訴していた訴訟につきまして、7月1日に、いまだ判決を得ていない2名にかかる口頭弁論が長崎地方裁判所で開かれ、その内、賃借人であった方1名につきましては本人尋問が行われております。 その後、この賃借人であった方は、和解を望まないとの意向を示されたため、来る9月9日に判決が言い渡される予定となっており、一方、保証人であった方につきましては、裁判所の和解提案を受け入れることを表明され、西海市といたしましても早期解決を図るためにこれに同意することとし、最終的には、民事調停法に準じた裁判所の決定によって、8月16日付で和解が成立しております。 なお、和解の内容は、同保証人であった方が、西海市に対し解決金30万円を2万5,000円ずつ12回にわたり分納するというものです。 民間移譲関係では、西海市立保育所及び大島幼稚園民営化等について調査、研究するため、長崎国際大学の古賀義(ただし)教授を始め、市内の学識経験者、地域住民の代表、企業の代表及び保育所・幼稚園園児保護者代表の12名の委員からなる西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会を設置し、去る6月28日に開いた第1回目の委員会を皮切りにこれまで3回の協議が行われております。 同委員会に対しては、西海市立間瀬保育所蛎浦保育所及び大島幼稚園の3施設の民営化等に関して諮問を行い、今年度末までに答申を頂く予定となっております。 安全安心課関係では、7月29日にアメリカ海軍佐世保基地司令官の交代式が行われ、約3年半にわたり司令官を務められたフランシス・ザビエル・マーティン大佐に代わり、新しくチャールズ・W・ロック大佐が就任されました。 来年度からは、本市のLCAC横瀬駐機場の運用が予定されていることから、今後想定される様々な課題や問題点等について、双方協力し円満に解決できるよう、今後とも良好な関係構築に努めてまいりたいと考えております。 また、火災の発生状況につきましては、6月から8月までの間に建物火災が3件発生しておりますが、いずれも発見が早かったことと併せ、迅速な初期消火活動によって被害は最小限にとどまっております。 中でも、8月5日に西海町寄船地区で発生した建物火災では、付近住民等による消火器や消火栓を使った初期消火活動によって大火に至ることなく鎮火しており、この場をお借りして、関係者に対し深く感謝の意を申し上げる次第です。誠にありがとうございました。 今後とも消防団を中心として、一層の防火活動に努め、火災のない町づくりを進めてまいります。 また、台風の接近や梅雨期の大雨等に伴う災害警戒本部の設置につきましては、台風5号の接近による暴風波浪警報等の発表を受けた設置に加え、大雨警報等の発表によるものが6月から8月にかけて11回となっており、合計12回にわたり災害警戒本部を設置し、警戒に当たりました。なお、市内各地で小規模の崖崩れや道路路肩の崩落等が発生しましたが、幸い、人命や人家への被害は発生しておりません。 さいかい力創造部関連では、政策企画課関係で、7月11日から26日までの間、市内5つの会場で市政懇談会を開催し、延べ373人の市民の皆様に出席いただきました。 今年度は、全体的な懇談会を旧町単位で開催しましたが、昨年同様、市民の皆様から多様な意見や要望を伺うことができました。これらを「まちづくり」に対する貴重な御意見として参考にさせていただき、今後の行政執行に大いに活かしてまいりたいと考えております。 また、今年度は、市民の希望するテーマで意見を交わすことのできる小規模な懇談の場として「車座トーク」を開催しており、8月2日には西海町中浦地区で、8月22日には大瀬戸町松島地区で開催しました。 市民の皆様と車座になって話し合うことで、より具体的な提案や御意見を伺うことができ、大変有意義なものとなりましたので、今後も幅広く参加を呼びかけてまいりたいと考えております。 7月27日には中央陳情を行い、松島火力発電所3号機及び4号機の増設や国道202号(小迎交差点付近)の渋滞対策及び合併財政支援措置の拡充について、関係省庁等への要望を行いました。また、これに先立つ同月26日には、長崎県副知事に対し、これらの要望と支援の要請を行ってまいりました。その結果、合併特例債については、現在、総務省を中心に法案提出の準備がなされておりまして、この秋の臨時国会に法案として提出される予定であります。期限延長の方針が現在示されておるところでございます。(32ページに訂正発言あり) 8月12日には、長崎県が募集していた平成23年度環境実践モデル都市に、西海市が指定されました。 これは、西海里山イニシアティブとの連動による持続可能な環境にやさしいまちづくりを目指すもので、今年度は、県のグリーンニューディール基金を活用し、旧オランダ村周辺に太陽光発電設備を設置して自然エネルギーによる電力供給を行うとともに、周辺公共施設の照明設備をLEDに交換することで省エネルギーを実現し、環境負荷の軽減を図ることとしております。 また、7月24日には、地上デジタル放送への完全移行が実施されましたが、西海市においても、デジサポ長崎などの相談窓口の設置等により、大きなトラブルもなく円滑に移行が完了しております。 今後は、新たな難視聴地域において、暫定的な衛星受信設備に代わるデジタル共同受信施設を整備するなど、恒久的な施設整備について、関係住民との調整を図りながら取り組んでまいります。 7月25日には、江島地区プロパンガス供給事業についての地元説明会を開催し、西海大崎漁協の関係者とともに、機器配管の整備や従量制ガス料金の設定など、ガス事業の継続に必要な事項の説明を行いました。今後は、各世帯からの申込を受けて、順次、ガス供給事業者による機器配管等の整備工事を進め、安定したガス供給体制の確保に努めてまいります。 まちづくり推進課関係では、限界集落対策として、6月10日から崎戸町江島地区において、地区在住の集落支援員を配置しました。 7月21日には、西海市地域審議会の全体会を開催し、70名の審議委員の皆様に対し、第4期目となる今期の委嘱状を交付させていただきました。 7月28日から8月5日にかけましては、平成遣欧少年使節海外派遣事業として、関係市町の参加者15名とともに、西海市から中学生2名、随行員1名が参加し、イタリア各地を訪問しております。 8月2日から8月5日にかけましては、国内交流事業の一環として、山形県村山市から中学生5名及び引率者3名の訪問があり、市内の中学生と一緒にペーロン体験などを楽しみながら、互いに交流を深めました。 また、企業誘致による雇用促進を図るため、平成22年度から進めてまいりました八木原地区工業団地造成計画につきましては、7月6日に地元地権者説明会を開催し、分譲予定時期と、これにかかる事務手続との兼ね合いから計画を休止する旨を説明し、地元の皆様の御理解を頂きました。 しかしながら、雇用対策は本市における喫緊の課題であり、今後の企業誘致実現のためには、工業団地の整備が不可欠であることから、できる限り早期に分譲可能な状況を実現するため、市有地である旧西彼杵広域連合ごみ処理施設建設計画跡地を新たな候補地として選定し、8月9日と同月18日の2回にわたり、同地の所在する風早地区の役員さん方を始め、住民の皆様に計画の概要を御説明申し上げ、工業団地整備への御理解と御協力をお願いしたところです。 今後は、候補地内に残る未買収地についての御相談と、整備に向けた各種調査、設計等に取り組んでまいります。 市民環境部関連では、環境政策課関係で、大瀬戸町雪浦小松地区で進めております西海市汚泥再生処理センター整備事業の敷地造成につきまして、地滑り対策のための押え盛土工を8月初旬に完了し、同月下旬からは、アンカー工等の施工に着手しております。 なお、本体建設工事は12月中に着手予定で、今後とも早期完成に向け、事業の推進を図ってまいります。 また、西海町太田和地区で計画を進めております西海市ごみ処理施設整備事業は、プラント建設入札業務等を行うアドバイザリー委託業者の決定に伴い、年度内にはプラント建設の整備・運営業者を決定する予定で、併せて、敷地造成の実施設計を進めているところです。 保健福祉部関連では、健康づくり課関係で、市民の健康保持推進のため、7月から8月にかけて、特定健診及び結果説明会、各種がん検診予防接種事業を実施しました。 7月7日には、第1回健康づくり推進協議会を開催し、平成23年度の健康づくり事業の推進について協議を行いました。 8月4日には、昨年10月に設置した西海市自殺予防対策庁内連携会議を開催し、自殺予防対策の推進について研修を行いました。 医療保険課関係では、7月28日に本年度第1回目の国民健康保険運営協議会を開催し、平成22年度国民健康保健事業決算及び事業運営安定化計画等について報告を行い、承認を頂きました。 また、運営協議会委員の任期満了に伴い、12名の委員のうち7名の方が再任、5名の方が新任の委員として就任され、新たな構成のもとで、一層活発な質疑や意見交換が行われたところです。 福祉課関係では、7月22日に第61回社会を明るくする運動西海市推進委員会の主催による中学・高校生弁論大会が開催されました。 市内の中学校7校及び高等学校3校から選抜された16名の生徒さん方により、青少年の非行や犯罪を防止するため、家庭や地域、学校における身近な取り組み等について自らの思いを熱く語っていただきました。 なお、この大会で優勝された崎戸中学校の寺本華(はな)さんは、7月29日に長崎市で開催された県大会でも最優秀賞の栄誉に輝いております。 また、西南学院大学の安部先生を講師にお招きし、児童虐待の早期発見や防止を目的として開催した児童虐待防止対策講演会には、民生児童委員の皆様を始め、保育所や学校関係者等約160名もの方々の出席を頂きました。 長寿介護課関係では、6月30日に西海市地域包括支援センター運営協議会及び地域密着型サービス運営協議会を開催し、介護予防ケアマネジメント事業や包括的支援事業としての総合相談事業・権利擁護事業についての事業報告を行い、また、今年度の事業計画や地域密着型サービスの適性運営についての協議を行いました。 7月4日には、第1回西海市認知症地域支援体制構築等推進協議会を開催し、認知症に対する理解や早期対応の促進、認知症介護従業者の質の確保と向上を図るため、認知症サポーター養成講座の開催や、認知症予防対策事業として脳はつらつ教室、通所型介護予防事業、脳元気度チェック事業の実施等、今年度の事業計画等について協議を行いました。 産業振興部関連では、農林課関係で、3月11日の東日本大震災の影響、特に、福島第一原発の事故により放射性物質が検出されたことに伴い、また、農畜水産物の安全性確認や出荷規制、更には風評被害なども影響し、消費者の買い控えが起こるなど、被災地から遠く離れた本市地域でも、少なからず影響が出ております。 農林水産省は、放射性セシウムに汚染された稲わらを給与された牛肉の流通を受けて、早速、汚染稲わらの調査を通知したところであり、食用として処理された牛肉の流通調査及び検査用検体の確保を関係都道府県に要請するとともに、関係する牛の頭数急増に対応するための検査受け入れ体制の拡充に取り組んでおられますが、このようないささか敏感すぎる対応が、農家に不安を与える要因ともなっているようです。 このように、農業に関して様々な影響が出ておりますが、是非、西海市の農家の皆様には、このような状況に臆することなく、元気な農業展開のため引き続き御努力いただきたいと切に願っているところであり、行政としても、しっかりとした支援を行ってまいりたいと考えているところです。 また、8月27日には第40回大西海みかん部会かんきつ経営者大会が、多くの部会員の参加のもと開催されました。 本市の基幹作目であるミカンも、今年は表年(おもてどし)に当たり、一般的には、収量は上がるものの価格はあまり期待できないと言われており、加えて今年は、大震災がどう影響するのか現時点で予測がつきませんが、ブランド力を高め、1円でも販売単価を上げて高収益に繋げようと結束力を高めた大会となりました。 また、近年、深刻化するイノシシを始めとした有害鳥獣対策につきましては、これまで棲み分け対策、防護対策及び捕獲対策を実施し、特に昨年度は、捕獲対策の充実により、対前年比3.6倍、2,146頭の捕獲実績を上げることができました。 本年度も更なる体制強化を図り、有害鳥獣による被害軽減を目指すこととしており、具体的な施策としては、現在、防護対策の一環として、国の補助事業である鳥獣被害防止総合対策交付金事業によるワイヤーメッシュ柵の設置を7地区、延長7,375メートルにわたって進めております。 また、捕獲対策につきましては、引き続き西海市猟友会と西海市有害鳥獣捕獲の会に捕獲業務を委託しており、本年7月時点で302頭(昨年度は278頭)を捕獲しております。併せて、本年度は、イノシシ対策重点モデル事業を2班体制で実施するよう計画しており、更に大きな効果が期待されるところです。 水産課関係では、崎戸のイセエビの販路拡大やPRを図るため、8月27日から10月2日までの予定で第10回さきと伊勢海老祭りが開催されており、9月11日には、西海大崎漁協崎戸支所において、魚のつかみ取りやイセエビの味噌汁の提供、体験ペーロン等のイベントも計画され、市内外から多くの来場者が見込まれているところです。 加えて、大瀬戸町漁協でも、現在、水産物の販売促進の取り組みとして、県や市の補助金を活用し、ゑべす蛸のブランド化と販路拡大に取り組んでおられます。 また、6月に大阪市において県主催で開催された「ながさきの水産加工品見本市」では、新たな取引先が開拓されたとの声が聞かれ、今後も引き続き支援を行ってまいりたいと考えているところです。 栽培漁業の推進につきましては、瀬川漁協が、6月29日と7月1日の両日、カサゴ種苗3万尾を西海東小学校及び西海北小学校の児童とともに、それぞれ、水浦地先、横瀬地先に放流しております。 また、子供達が水産に関して理解を深めるための取り組みとして、7月13日に西海大崎漁協崎戸支所青壮年部が崎戸小学校5年生を対象とした水産教室を開催し、8月2日には大瀬戸町漁協が、遊林保育園及び淳心保育園の園児を対象として、水産生物と触れ合うタッチプールを実施しております。 また、緊急雇用創出事業として漁港台帳等情報化システム事業に着手しており、市内在住者を中心に新たに10名が雇用されております。 漁港関係の工事につきましては、中戸漁港及び丸田漁港施設の安全性向上を図るため、きめ細かな臨時交付金を活用し、改修工事に着工しております。 商工観光課関係では、商工雇用振興について、商工会を実施主体として、発券総額1億1,000万円、10パーセントのプレミアム付さいかいほっと券が7月1日に販売され、現在の販売状況は92パーセント(8月23日現在)となっております。 農林漁業者と商工業者の連携による新事業創出を支援する新事業起業者コラボ支援事業につきましては、昨年度から事業計画の作成を行っている3グループについて、マーケティング調査など事業化に向けての具体的な取り組み支援を行うこととしており、加えて、新規グループ掘り起こしのため、説明会の開催も予定しているところです。 観光振興については、8月20日に長崎ふれあい体験事業の一環として、東日本大震災で被災された家族24人を対象に、長崎オランダ村での体験ペーロンや市内民泊などを実施し、地元の子供達との交流もあり、被災した子供達に元気を与えることが出来ました。なお、体験ペーロンは、現時点で既に数件の予約が入っている状況で、西海市の体験プログラムの目玉として定着しつつあるところです。 7月17日には第19回長崎西海トライアスロンが開催され、今年は、大島大橋の無料化を記念し、ランのコースを大島大橋を渡るコースに変更して行われました。当日は、過去最多となる492人の出場者が、厳しい暑さの中、白熱したレースを繰り広げられました。 地域行事では、夏の風物詩となっております大瀬戸町、大島町及び崎戸町蠣浦のペーロン大会、そして、市内5地区で開催された花火大会等の夏祭りに、市内外から多くの来場者があり賑わいました。 恒例のさいかい丼フェアにつきましては、第10弾が9月1日からスタートしており、今回は「食」をテーマに多彩なイベントを展開する県の「来てみんね!長崎 食KING(ショッキング)王国」キャンペーンや、11月19日にハウステンボスを発着点に西海パールラインを周回するコースで行われる第1回長崎国際マラソンinハウステンボス佐世保大会と連携し、スタンプラリーへの参加やマラソン選手等へのPRを行うこととしており、より多くの集客が期待されるところです。 建設水道部関連では、建設課関係で、5月9日から12日、6月10日から12日及び7月5日から7日にかけての梅雨前線に伴う大雨により、道路災害13件、河川災害3件が発生し、崩土の除去作業等を行いました。 この内7件については、公共土木施設災害復旧事業として実施し、残り9件については、小規模災害復旧事業として実施する予定です。 6月定例市議会後の事業の発注状況につきましては、改良工事3件、維持補修工事15件、急傾斜地崩壊対策工事1件、業務委託7件を発注し、平成22年度契約の繰越事業では6件が完成しており、残りの事業につきましても、早期完成に向けて工事を進めているところです。 また、今年度の他の工事等につきましても、現地調査や測量設計等が完了次第、早期発注に努めてまいります。 住宅建築課関係では、7月24日の地上デジタル放送の完全移行に伴い、平成22年度に電波調査を行った市営住宅43団地121棟のうち、電波の受信状況が悪く改修が必要な16団地51棟について、本年5月から7月にかけて共聴アンテナ設備等の改修工事を実施しております。 水道事業につきましては、簡易水道事業関係で、現在起工中の西海太田原地区配水管布設替事業、大瀬戸西浜地区配水管布設替事業及び未給水地域解消事業西彼八木原郷皆割石地区について順調に進捗しており、また、西海横瀬東地区配水管布設替事業について設計を進めているところです。 上水道事業では、大瀬戸樫浦地区改良事業の1工区、東浜地区配水管布設替事業及び国道202号線改良工事事業1工区が施工中で、大瀬戸樫浦地区改良事業の2工区については起工中、国道202号線改良工事事業の2工区、大島上水道施設更新事業及び寺島地区配水管布設替事業については設計業務を進めているところです。 工業用水道事業では、現在、改良工事の設計を行っており、本年度完成に向けて作業を進めているところです。 施設管理の業務につきましても、水道事業の重要性と市民の安心安全の確保とを常に念頭に置き、老朽化施設の整備等について計画的に進めております。 下水道課関係では、公共下水道事業について、平成22年度からの繰越工事で実施している大串処理区網代地区管渠施設44工区が8月26日に完了し、瀬戸処理区樫浦地区の管渠施設21工区については、国道202号バイパス工事に関連することから9月末の完了を予定しているところです。 本年度事業として、大串処理区は、網代地区の管渠施設46工区及び管渠工事後の舗装工事を発注し、引き続きマンホールポンプ設備工事を発注する予定としております。 瀬戸処理区は、樫浦地区の管渠施設工事を予定しており、現在、発注準備を進めております。 江島地区汚水処理施設については、汚泥コンポスト設備の改修を発注し、工事を実施中で、10月末の完了を予定しております。 また、集合処理区域から外れた区域につきましては、引き続き合併処理浄化槽整備事業を推進することとしております。 最後に、教育委員会関連では、まず、教育総務関係で、6月20日から、大瀬戸町内の多以良・瀬戸・幸物分校の3つの小学校区において、学校のあり方を考える懇話会を開催し、小学校の適正配置実施計画素案に関する協議を行っていただいております。 7月26日には、平成20年度に策定した教育振興基本計画の見直しを行うため、第1回目の教育振興基本計画策定委員会を開催しております。 設計業務及び工事関係では、大島西小学校ほか3校の耐震補強及び大規模改修工事設計・監理業務委託7件、大島西小学校ほか2校の耐震補強及び大規模改修工事6件、亀岳小学校ほか3校の図書室空調設備設置工事4件を発注しております。 学校教育関係では、6月中旬から7月初旬にかけて、西海っ子の心を見つめる教育週間が市内全小中学校で実施され、保護者や地域の方々が自由に学校を訪れ、道徳を含めた授業参観や、子ども達とのふれあいを通じた交流を深められました。 また、スポーツ面では、夏休み期間中に行われた九州中学校総合体育大会の相撲個人の部に西海北中学校3年の立石純平君、そして、陸上競技の共通800メートルに西彼中学校3年の徳永瞳さん、2年1500メートルに大瀬戸中学校2年の山脇裕之君が出場し、その結果、立石君が相撲で予選リーグを2戦全勝で勝ち上がりベスト16、徳永さんが5位、山脇君が4位と、それぞれ素晴らしい成績を修めております。 なお、西海北中学校の立石君と西彼中学校の徳永さんは、それぞれ兵庫県と奈良県で開催された全国大会にも出場されております。 文化面では、保健福祉部福祉課関係の報告でも触れましたが、長崎県社会を明るくする運動中学・高校生弁論大会において、崎戸中学校2年の寺本華(はな)さんが、「だれかの支えに」という題目で発表を行い、見事、最優秀賞に輝いております。 そのほか、夏休み期間中は大きな事故等もなく、子ども達全員が元気に9月1日からの新学期を迎えることができました。 社会教育関係では、これまで旧5町の文化協会で構成されていた西海市文化団体協議会が一本化され、65団体、593名の会員からなる西海市文化協会として新たに創設されました。6月26日には、その創設総会及び記念セレモニーが開催され、西海市の新たな文化の創造と発展に向け船出しました。 7月26日から7月29日にかけては、子どもの宿泊型体験活動事業として、西海っ子ドキドキ探検隊事業を実施し、市内の小学5・6年生25名が参加し、ロッククライミングや沢登り、キャンプファイヤーなど、3泊4日の共同生活を通じて、たくましく生きる力を育むための体験交流活動を行いました。 8月3日及び4日には、長崎県社会教育研究大会が開催され、社会教育委員を始めとした関係者12名が参加し、「潤いと活力のある地域社会をめざして」を大会テーマに研修を行いました。 8月7日には、子ども達の健全育成と体力の向上を図ることを目的に、西彼、西海、大島地区のそれぞれの子ども育成会主催のスポーツ大会が開催され、約2,000人の親子が参加されました。 社会体育関係では、子ども達が水に親しむ機会が多くなる夏休みを控えた7月14日に、心肺蘇生法及びAED講習会を西彼総合体育館と崎戸体育館で開催しました。 また、7月27日から29日までの3日間、西海市水泳教室を大島プールで開催し、延べ293名の小学生の参加がありました。 7月28日には、西海市スポーツ振興審議会を開催し、西海市のスポーツ振興について意見交換したほか、西彼地区の社会体育施設の現状について視察を行いました。 7月29日から31日にかけては、総合型スポーツクラブ主催事業として、市内小中高校生60名の参加のもと、大島若人の森運動公園を主会場として2泊3日の陸上研修合宿が行われました。 8月24日には、長崎がんばらんば国体西海市実行委員会第1回総会を開催しました。 これは、7月13日に日本体育協会において、平成26年国民体育大会の長崎県での開催が正式決定されたことを受け、本市でも、更なる準備体制確立のため、昨年度設立した第69回国民体育大会西海市準備委員会を実行委員会へと改組し、拡充したものです。 今後も、市民の皆様の御協力を仰ぎながら、関係機関と連携し、円滑な国体競技の実施に向けた取り組みを進めてまいります。 以上、平成23年第2回定例議会以降の事務事業の状況について御報告申し上げました。 今後とも、市民の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、西海市のまちづくりに精一杯取り組んでまいります。 ここに議員各位を始め、市民の皆様の御理解と更なる御支援を心からお願い申し上げまして、今回の行政の諸報告とさせていただきます。 続きまして、前回の定例市議会以降、1件の予備費充用を行っておりますので、その内容について御説明を申し上げます。 内容は、先程、総務部総務課関係の行政の諸報告の中でも申し上げましたが、旧崎戸町の臨時職員であった方が年金の逸失利益に係る損害賠償を求めて提訴された訴訟につきまして、去る8月11日の満了をもって、原告の主張を概ね認めた長崎地裁佐世保支部の判決が確定したことに伴い、当該判決に基づく西海市の損害賠償債務を速やかに履行するとともに、無用な遅延損害金の増嵩を避けるため、予備費を充用し、同月中に支出を完了したもので、損害賠償金の総額248万6,763円に対し、248万7,000円を充用しております。 今回の充用につきましては、迅速に対応すべき客観的な必要性を認めて行ったものですが、今後とも、予備費の執行に当たっては、必要最小限にとどめ、適正な予算執行に努めてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたくお願いを申し上げます。 以上で、行政の諸報告及び予備費の充用に関する報告を終わります。 行政報告の私の訂正の訂正をさせていただきます。 私の認識不足でございまして、先程、報告をいたしました合併特例債延長に関しましては、先の国会において東日本大震災被災地にかかる合併特例債の発行期限を5年間延長する法案が、8月11日に衆議院、8月14日に参議院で可決成立いたしました。なお、総務大臣は被災地以外の自治体も発行期間延長とする考えを表明し、関連法案を早ければ秋の臨時国会に提出する方針が示されております。 私はこの点を申し上げたつもりでございまして、詳しい内容について改めて修正させていただきます。(23ページの訂正) 以上でございます。 ありがとうございました。 ○議長(中野良雄)  以上で行政報告は、終わりました。 これで諸報告を終わります。 ここで、しばらく休憩します。     午前11時0分 休憩     午前11時10分 再開 △日程第4 報告第10号及び日程第5 報告第11号の2件 ○議長(中野良雄)  休憩を閉じて、会議を開きます。 日程第4 報告第10号 株式会社大島中央商店街振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告について及び日程第5 報告第11号 財団法人西海農業振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告についての2件を一括議題とします。 市長に報告を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただ今上程いただきました報告第10号及び報告第11号の2件について、一括して報告内容の御説明を申し上げます。 この2件は、いずれも、地方自治法第221条第3項に定める法人の経営状況等について、同法第243条の3第2項の規定に基づき、これを説明する書類を議会に提出するもので、今回、西海市が出資する法人のうち、株式会社大島町中央商店街振興公社及び財団法人西海市農業振興公社の平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算に関する書類について、これを議会に提出し報告するものです。 以上で、報告第10号及び報告第11号の2件についての報告内容の御説明を終わります。 ○議長(中野良雄)  以上で報告が終わりました。 これから質疑を報告案件ごとに行います。 はじめに、報告第10号 株式会社大島中央商店街振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  以上で、報告第10号の質疑を終わります。 次に、報告第11号 財団法人西海農業振興公社平成23事業年度事業計画及び予算並びに平成22事業年度決算報告についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  4番、田川議員。 ◆4番(田川正毅)  6ページの平成22年度事業報告の中ほどに「周知不足で今年度は782平方メートルの実績となった」とあるんですけども、周知不足でとかいう捉え方ですね。こういう感覚で事業を、農業の基本的な実践事業とかされる公社でしょうから、こういう捉え方で果たしていいのかな。簡単に来年も再来年も周知不足でできませんでしたとか、果たしてこれが報告書として検証もなされていると思うんですけども、妥当かどうか、私は不思議に思うところですけども。その点、行政が特に出資もしている事業ですし、また農業を推進するという意味から、果たしてこういう表現そのものがいかがかなというところがありますので、今後についても含めてお尋ねいたします。 ○議長(中野良雄)  田中産業振興部長
    産業振興部長(田中正博)  お答えをさせていただきます。 表現的には周知不足ということで挙げられておりますけども、実質的にこれまで公社のこういった事業の取り組みが的確に、関係者の皆さん方に周知をされていなかったことは認めさせていただきますし、今後、またその分については、次のひとつは10月号の西海市の広報、これで公社の概要といいますか、そういったことを含めて、皆さん方にお知らせをする方向で考えております。 あわせまして西海市のホームページ、これには既に公社の概要等についても一応載せております。したがいまして、今後はまた改めて周知については徹底して、各会合等で部会等そういったものを利用しながら進めていきたいと思っております。 あわせまして表現については、再度、公社の理事会等で改めて詰めていきたいと思います。 ○議長(中野良雄)  4番、田川議員。 ◆4番(田川正毅)  ありがとうございます。 そこで、いつも周知不足とか、そういう表現につきましては、ほかの案件も同じですけども、広報とホームページという表現がよく使われるんですけども、現実としてホームページを利用される方々が農業者、あるいは漁業者含めて、高齢者も含めてどの程度おられるのか。若い世代はそれを活用しますけれども、それをやったから周知がなされたとかですね、それは別の話じゃないのかな。 それは同時に当然やるべきことであって、今おっしゃったいろんな会合を通じてとか、直接こういう重要案件につきましては、個別に該当者に訪ねていって、時間は十分かけてでもよろしいと思いますので、そういう直接的なお願いによって周知がなされる。それが事業の推進につながるんじゃないのかなと考えておりますので、これは要望としてお願いします。 ○議長(中野良雄)  ほかにありませんか。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  2番、朝長議員。 ◆2番(朝長隆洋)  1ページ、平成23年度事業計画で預かり面積33.8ヘクタール、大体これは西海市内のどこらへん、どういった分布になってるのかというのが、ちょっと私わからないもんですから。もし資料があれば後ほど頂きたいと思うんですけれども。 ○議長(中野良雄)  田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中正博)  23年度の計画33.8ヘクタール、これについては後日、資料を提供させていただきたいと思います。 ○議長(中野良雄)  ほかにありますか。     〔「議長、関連」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  8番、平野議員。 ◆8番(平野直幸)  私も23年度の事業計画の方針というところに掲げておるとこと、実態とどうなのかなということで、思いをしてるわけですけども、まず西海市が農業立市であるという基本的な第一次産業振興を柱立てしてるのに、この農業公社というのが実際行政の中でどの程度重きを持って位置づけられているかというのは、いささか疑問です。したがってこの全体的な息吹というか、気持ちの持ち方というか、努力をする方向性、市長にこれは御答弁いただきたいと思います。 一体これから農業振興公社をどのように持っていこうとされているのか。そのあたりの基本姿勢をこの際、報告の中でお尋ねをしてみたいと思います。 ○議長(中野良雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  農業振興を私ども西海市は第一次産業でありますので、第一義としてこの西海市の農業をいかに振興していくか。農業でいわゆる所得を上げて、いわゆる飯が食っていけるかと、こういうことを従前からやっておるわけでありますけれども、要は農家の方々が果たして意欲的にそういうことに取り組んでおられるのかどうか。そういう環境にあるのかどうかということが、私は非常に大事なことではないかなと思っております。 したがって農業振興公社は、こうした農家の方々の就業意欲を高めるための手立てを行っていくと、そういう農業に対する取り組む姿勢の意欲向上につながるような事業を展開をしていくというのが、私は根底になからんばいかんのじゃないかなと思っております。 しかし実際のところ、そういう状況になっていないということも、これは否めない事実でありまして、ましてや農業振興公社のトップが西海市長が兼ねるわけですね。非常にそこらにつきましても、私自身も若干これは今後改革をしていかなければ、やはり主体的なそういう運営というものが出てこないのではないかと、そういう実は気持ちも持っておりますし、せっかくこうした振興公社があるわけでありますので、この事業を農家の方々にも本当に理解をしていただいて、そして先程申しましたように農業振興、いわゆる農業に対する意欲向上につながるような事業をやっていくと、こういうことに尽きるのではないかなと、このように思っております。 これは旧大島町のころからの事業として、新市に受け継いだ事業でございます。新規就農者を養成したり、そういったいろんな事業を今日までやってきておりますし、特に直売所の事業とか何とかというのも、これは今日の直売所事業の一つの柱として、はしりとして過去に行われた経緯もございまして、今なおその事業もこの中に取り組んでおるわけですね。 したがいまして振興公社の事業そのものが、若干マンネリ化しておるところもこれはあろうかと思っておりまして、御指摘のとおり役員体制の問題も含めて、また農林課が兼ねてこれは事務をやっておるわけでございますから、ここらの体制につきましても再度見直しを図る時期がそろそろ来ておるのではないかと思っております。 そういう意味でせっかく振興公社がある以上は本当に名実ともに農業振興にかかわる、いわゆる事業主体となれるように今後とも研究をしてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(中野良雄)  8番、平野議員。 ◆8番(平野直幸)  総括的な質問という形で、私申し上げておりますけども、今市長のほうから農業振興公社のあり方についても、今後、事務局も検討するということでの御答弁いただきましたので、それをよしとして受け止めます。 今日こういう形だけでいって終わるんじゃなしに、早速、明日から所管部においてはどうやって農業振興公社を活性化していくかという、そういうことについて十分研究をしていただきたい。検討していただきたいと思ってます。そして来年度予算の中では、当初予算の中では、こういうものがどうなるんだということが見える形で、そして農家の人たちが、それを受け止めたときに、ああやっぱり荒廃地対策、集積対策、あるいは人材対策、こういったものがこの農業振興公社を通して、このようになるんだなという、そういう希望と夢を描ける施策につなげるような、そういう公社のあり方というのをぜひ計上していただきたいということで、これも要望をして終わります。 ○議長(中野良雄)  ほかに。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  17番、佐々木議員。 ◆17番(佐々木義信)  今の同僚議員の質疑と関連をするわけですが、やはり私たちの西海市、農業が基幹産業ということで、一次産業、そのような考え方でおりますが、今、事業方針の中にも農地利用集積円滑化事業あたりが出されておりますが、農業委員会あたりでもこの集積関係、また耕作放棄地あたりの調査あたりを多分されておるんじゃないかと思いますけれども、次年度あたりのこの振興公社の改革の中で、やはり他の団体、農業委員会とか、例えば農業団体とか、そういうものとの連携が今どのようにされておるのか。やはりいろんな団体がそれぞれでやっとる部分を、やっぱり行政として総括して、これからの農業をどうしていくというものを出していくべきじゃないかなというふうに思いますけれども、そこいらへんについての御意見をちょっとお聞かせください。 ○議長(中野良雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  これはもう農協も含めた農業団体ですね。これは西海市内には県央振興局の出張所もあるわけでありますし、またなんといっても農業委員会がいわゆる転用業務だけではなくて、西海市の農地をしっかり守り、その優良農地をいかに活用して産地化を図るか、あるいは直接生産につながるブランド化を図っていくかという、そういった農業経営に至るまで、やはり私はいろんな研究、検討、御意見を賜るという、やっぱりそういうものでなければならないと思っております。 当然、そういう方々もこの振興公社の中には、常に入ってはいただいておるわけですね。入ってはいただいておりますけれども、農協や県央振興局、あるいは農業委員会、そして西海市の農林課、こういった方々との実質的な連携というものが生きていないということも一方、これは反省の一つとして私は言えるんじゃないかなと思っております。 したがいまして、それも振興公社の役員体制、役員の方々が常に常駐して、それに当たれるという体制が、私は求められておるのではないかなと思いますし、そういった連携した業務を、機能を高めていくためにも、今議員おっしゃられたようなことについて、積極的に改革を図っていかんばいかんと、今現在入ってはいただいておるんですけれども、それが本当に実質的に機能しておるのかどうか、いささか疑問点もあるわけですので、8番議員おっしゃられたことも含めて、今後検討していきたいと思っておる次第でございます。 ○議長(中野良雄)  17番、佐々木議員。 ◆17番(佐々木義信)  ぜひ農業振興公社という組織が、農地をどうしていこうか、また新しい耕作者をどうしていこうかというところまで掘り下げて、公社そのものが運営をされる中で、いろんな各団体と連携をしながら、それぞれの団体の調査だけに終わることのないように、ぜひ一つお願いをしておきたいというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(中野良雄)  9番、永田議員。 ◆9番(永田良一)  この農業振興公社の22年度の報告等も見れば、農作業の受託事業について西彼のほうでも農協に事務局がありまして、そこに農機の機械利用組合というのがございます。それで今このような情勢の中に、高齢化になったためにこの受託作業が大変多くなってきている状況にあるわけですけども、この農作業受託事業の中に、今の西海市農業振興公社の中の一環として西彼のほうでの事業もあっておりますので、その統合っていうことを市長どのように、統合してやろうかなということは考えられないものでしょうか。 ○議長(中野良雄)  田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中正博)  今、機械組合ですか、そちらのほうとの公社とのこういった機械作業での受委託等々についての連携、これの話がされてるかと思いますが、このことについては現時点では公社の作業員との連絡調整といいますか、そういった部分がされておりませんので、現時点では実施するという方向にはありませんけども、今後そういったことを踏まえて検討を進めていきたいと思います。 ○議長(中野良雄)  9番、永田議員。 ◆9番(永田良一)  今からこの稲刈りシーズンとなるわけですけれども、このライスセンター利用もですね、非常に西海市一円で利用されておるわけでございますけれども、やはり100パーセントの利用率というのが、ライスセンターがまだあっていません。そこで老朽化もあるということも聞いております。 その中に県としてはライスセンター利用が100パーセントに近い数字を出さないと更新ができないという条件をいただいておるわけですけれども、やはりこのせっかくのライスセンターのフル活用を願うためには、西海町にもいろいろ乾燥施設もあると思いますけれども、市にありますやはりこのライスセンターを100パーセントに近いようにするためには、西海市の稲作農家の方々に今は農協がとりまとめをしていただいておったわけですけれども、やはり100パーセントに近いような利用率を深めるためには、やはり補助的なものも県に申請があるわけですけれども、それに近いような作業能率を上げないといけないということで、問題になっとるわけですけれども、やはりこういうふうな機械利用組合がフルに活用できるとなれば、今から先の水稲農家にしましても、どうしてそういう大型機械による農作業とか、今までの稲作農家では老齢化になったために借地をして耕作者が増えればいいんですけれども、なかなかそれができないということになれば、機械利用組合をフルに活用しながら農家の方はみかんとの複合経営をやっていこうとする中に、そこに手助けが市としても絶対必要じゃないのかなということを考えましたので、今後そういうところも荒廃農地を増やさないようにするためにはやはりそこに大きな力を西海市も手助けしてほしいと思っておりますので、ぜひその点、西海市の全体を考えた上での考え方をしていただきたいなと思っております。 ○議長(中野良雄)  要望でいいんですか。答弁いりますか。 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中正博)  ライスセンターの運営関係につきましては、先日、会議がございまして非常に厳しい状態ということも承知しておりますし、今後、農業振興公社とどういうふうに絡めていいのか。事業主体であります農協とそのへんは検討を更に進めていきたいと思います。そういうことで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(中野良雄)  ほかにありますか。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  16番、井田議員。 ◆16番(井田利定)  皆さん議員と同じ意見なんですけど、去年の報告書の中には役員の改選とか、名前とかも載っておったわけですけども、産業振興のほうでは把握されていると思いますが、従業員数からしてこの荒廃農地の復旧保全、そういうことができるかどうかというのが、非常に問題になってるところじゃないかなと思います。 事務方も農林課の課長が多分やっていらっしゃるんじゃないかと思います。そういうところで、なるべく早めに法人としてのきちっとした体制づくりを進めていっていただいて、本当に西海市に合った農業振興公社のあり方というのを、もう合併7年目をいってますので、この機会につくっていただければというふうに考えております。 田中市長がトップでこの公社の役員ということでありますので、早めに田中市長も身を軽くしていただくような、そういう体制づくりをしていただければと思います。 ○議長(中野良雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  身は軽くならんちゃよかとですけども、やっぱり実質的に実のある事業をするには、私が会長におって、農林課の、事務方はそりゃ関わっていかにゃいかんだろうと思うんですけれども、やはりその道に精通した、しかもリーダーシップを発揮できる方が会長におさまって、そして当然この振興公社のみならず農業委員会、あるいは農協、そういった生産団体ですね、県ともタイアップした、そういう指導力を発揮できる人にやっていただくというのが、私はふさわしいのではないかなと、こう考えております。 今指摘をされてじゃございません。もうそういう気持ちでおりまして、担当部局のほうとも当然協議をしながら、議員の皆さん方の御指摘も十分踏まえてやってまいりたいと思っております。 先程、永田議員の話がありましたライスセンターの問題につきましても、そろそろ一定の方針を出さないと、これは旧西彼町時代に取り交わした農協との協定といいますかね。それに基づく形でやっとるわけですけれども、西海市全体があのライスセンターを使用するという状況にはないわけですね。民間の方々も当然そういう業務を既にやっておられますし、土地は市のほうで購入いたしておるわけですけれども、今後、農協のほうとも十分協議をして、やはりあるべき姿、現実に即した運営のあり方に変えていかにゃいかんだろうと、このように考えておるところでございます。これも運営委員長は私がなっとるわけですね。西海市長がそれに当たっとるわけですけれども、非常に老朽化も進んでおりますし、またいろんな弊害もあっております。特にそのときの作柄によって赤字が出ると、その赤字は市が補填をせんばならんという内容でございますので、早急に対策を講じていかんばいかんと、あくまで農協さんとのほうとの協議をしていかにゃいかんだろうと、こう思っておるところでございます。 ○議長(中野良雄)  16番、井田議員。 ◆16番(井田利定)  市長が身は軽くならなくてもいいという話であります。そしたらしっかりやってくださいと反対に言いたくなるんですが、会計が職員が持ってるというのも、非常に不透明な部分があると思うんですよね。そういうところで、なるべく早く別の法人、しっかりとしたところでやっていただきたいというのをお願いしているわけです。 以上です。 ○議長(中野良雄)  答弁はどっち。 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中正博)  お答えをいたします。 今、法の改正によって財団法人、これから一般財団法人に移行する形の手続きを、税理士関係と進めております。したがいまして、できうれば24年度中にはそういった移行を終わらせたいということで考えております。それ以降の中で、先程市長が言いますように現体制を見直すべく、そういったことも踏まえて実施をしていきたいと思っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(中野良雄)  ほかにありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  以上で、報告第11号の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 報告第10号及び報告第11号の2件については、いずれも報告済みとします。 △日程第6 報告第12号及び日程第7 報告第13号の2件 ○議長(中野良雄)  日程第6 報告第12号 平成22年度決算に係る健全化判断比率の報告について及び日程第7 報告第13号 平成22年度決算に係る資金不足比率の報告についての2件を一括議題とします。 市長に報告を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただ今上程いただきました報告第12号及び報告第13号の2件について、一括して報告内容の御説明を申し上げます。 報告第12号及び報告第13号は、平成22年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてで、財政悪化の早期是正機能として、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、決算後速やかに算定した上、監査委員の審査に付し、その意見を付けて議会に報告するとともに公表するものです。 平成22年度の各比率を前年度と比較すると、実質赤字比率、連結実質赤字比率、資金不足比率は前年度と同じくありませんでした。 実質公債費比率は、前年度14.5パーセントから平成22年度は13.1パーセントと1.4パーセントの減、将来負担比率は、前年度65.8パーセントから平成22年度は30.7パーセントと35.1パーセントの減となり、財政状況は改善傾向にあります。 以上、報告とさせていただきます。 ○議長(中野良雄)  以上で報告が終わりました。 これで報告第12号及び報告第13号の2件については、いずれも報告済みとします。 △日程第8 議案第65号から日程第36 議案第93号までの29件 ○議長(中野良雄)  日程第8 議案第65号 西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第36 議案第93号 平成23年度西海市水道事業会計補正予算(第1号)までの29件を一括議題とします。 市長に提案理由の説明を求めます。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただ今上程いただきました議案第65号から議案第93号までの29議案について、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 はじめに、議案第65号は、西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会条例の一部を改正する条例の制定についてで、現在、指定管理者制度により管理運営を行っている市立横瀬保育所の民間移譲についても当委員会において調査研究することとし、新たに委員2名を追加するものです。 議案第66号は、公益的法人等への西海市職員の派遣に関する条例の制定についてで、公益的法人等へ職員を派遣する場合の適正化及び手続等の透明化並びに職員の身分取扱等を明確にする必要があることから、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の規定に基づき、本条例を制定するものです。 議案第67号は、西海市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、国道202号線改良工事に伴い、大瀬戸町内の一部の市営駐車場について廃止及び新設の必要が生じたことによる改正を行うほか、別表中の記載について所要の改正を行うものです。 議案第68号は、西海市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、国道202号線の改良工事に伴い解体された大瀬戸プールの代替施設として本年3月から大瀬戸総合運動公園内に建設を進めている屋内プールが、本年9月末に完成し、10月1日から供用開始予定となったことによる改正を行うものです。 議案第69号は、西海市スポーツ振興審議会条例等の一部を改正する条例の制定についてで、スポーツ振興法の全部を改正するスポーツ基本法が本年6月24日に公布、同8月24日施行されたことに伴い、旧法であるスポーツ振興法に基づき制定していた本条例について所要の改正を行うほか、併せて、今回の法改正で名称が変更された体育指導委員の報酬について規定する西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例について、同条例別表第1中に掲げる職名の改正を行うものです。 議案第70号は、市道の路線認定についてで、本件路線は、平成9年度から11年度にかけて民間事業者が宅地造成した際に建設された道路で、舗装や側溝も整備され、市道伊ノ浦線に接続していることから、現在では、地域の生活道路として欠かすことのできない路線となっており、今回、地区からの申請を受け、調査及び審査した結果、市道としての要件を満たすものと認められたため、本件路線を市道として認定することについて提案するものです。 議案第71号は、市道の路線廃止についてで、森林基幹道西彼杵半島線の平成22年度までの工事区間の供用開始に伴い、市道横尾1号線及び同2号線の利用目的が失われたため、両路線を廃止しようとするものです。 議案第72号は、西海市営住宅浜町団地敷地内児童負傷事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについてで、本年4月29日に大島町の市営住宅浜町団地敷地内で発生した児童の負傷事故に関し、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めるものです。 議案第73号は、西海市浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、市が実施する市町村設置型浄化槽について、ここ数年設置希望者が減少し、事業の見直しを迫られていることから、浄化槽設置希望者の意向に沿った事業を推進し、併せて、下水道事業の適正な運営を確保するため、市町村設置型浄化槽事業を時限的に廃止しながら、個人設置型浄化槽事業による浄化槽の普及を図ろうとするものです。 また、西海市浄化槽の寄附受納に関する要綱に基づく寄附受納についても併せて廃止することとし、西海市上下水道審議会の答申を踏まえた上で所要の改正を行うものです。 議案第74号は、西海市廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、西海市が設置する廃棄物処理施設のうち、西彼、西海、大島及び大瀬戸の各地区に設置する不燃物処理施設又は不燃物処理場については、焼却施設の供用廃止前の大島クリーンセンターを含め、全施設が焼却場と併設され、クリーンセンターとして一体的に管理されてきたところであり、今回、実態に即した規定に改めるため、施設の名称及び位置について掲げる第3条の表から、これら不燃物処理施設等の項目を削除するものです。 また、設置当初から不燃物処理施設等の併設がなかった崎戸クリーンセンターにつきましては、既に焼却場を廃止し、クリーンセンターとしての供用自体が廃止されておりますので、併せて同表から当該項目を削除するものです。 議案第75号は、西海市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、本年7月29日に公布、施行された災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律に基づく改正を行うものです。 今回の法改正の内容は、東日本大震災の被害の甚大さを考慮して、支給対象となる遺族の範囲を兄弟姉妹まで拡大するものですが、本市の条例においては、以前から一定の条件を満たした場合に兄弟姉妹を支給対象としてきており、今回の改正では、より法律の規定に沿った内容や条文に改めるとともに、併せて所要の字句の改正を行うものです。 議案第76号は、権原の無い私有地の占有に係る損害賠償の額を定め、和解することについてで、現在、西彼保健福祉センターの温泉排水最終調整池として活用している土地(ため池)が、共有名義の私有地であり、平成8年以降現在に至るまで、本市が賃貸借契約等による権原を設定することなく占有してきた事実が判明したため、当該土地の共有持分権者を代表する方との協議を進めた結果、同年から現在に至るまでの賃借料に見合う額を支払うことで協議が整ったことから、本件に係る損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めるものです。 なお、今後は、同代表者の方との間で正式に賃貸借契約を締結し、引き続き温泉排水最終調整池として活用させていただく予定としております。 議案第77号から議案第88号までの12議案は、平成22年度の西海市の一般会計、特別会計及び企業会計決算について、それぞれ関係書類に監査委員の審査意見書を添え、地方自治法第233条第3項又は地方公営企業法第30条第4項の規定により、議会の認定に付すものです。 議案第89号は、平成23年度西海市一般会計補正予算(第2号)で、既存の予算に2億8,607万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を233億706万7,000円としております。 補正の主な内容は、交付額が確定した普通交付税、前年度繰越金、国県支出金及び市債等を財源とした政策的・投資的な経費について、地域資源を活かしたまちづくりに資する事業、住民生活に直結する喫緊の基盤整備事業、雇用機会の拡大に資する事業、産業の振興に資する事業及び防災安全上緊急を要する事業等に重点を置き、計上するものです。 主な事業は、西海里山イニシアティブ推進事業、旧オランダ村周辺施設省エネ対策事業、緊急雇用創出事業交付金事業、ふるさと雇用再生特別交付金事業、有害鳥獣被害防止対策事業、西彼農村環境改善センター改修事業、市道南串2号線・南串3号線道路改良事業、西海地区スクールバス購入事業、中学校適正配置学校施設改修事業(西海地区)、公共土木施設災害復旧事業等、西海市総合計画の実現に向けた各種事業の経費を計上しております。 議案第90号は、平成23年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)で、事業勘定では、既存の予算に1億9,001万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を45億8,116万7,000円としております。 補正の主な内容は、歳入では、前年度繰越金の増額を、歳出では、平成22年度医療給付費実績に伴う国庫支出金及び交付金の返還金並びに財政調整基金積立金を計上しており、歳入歳出の増減による財源不足分については、財政調整基金より繰り入れることとしております。 直診勘定では、既存の予算に177万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億6,714万4,000円としております。 補正の主な内容は、平成22年度決算による繰越金の増額及び医業費の増額を計上するもので、一般会計繰入金の減額により財源調整を行っております。 議案第91号は、平成23年度西海市下水道事業特別会計補正予算(第1号)で、既存の予算に1,525万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を15億5,034万2,000円としております。 補正の主な内容は、消費税及び地方消費税を計上し、併せて平成22年度決算における繰越金の確定による財源の組替えを行うとともに、これに伴い、一般会計繰入金を減額しております。 議案第92号は、平成23年度西海市介護保険特別会計補正予算(第1号)で、保険事業勘定では、既存の予算に6,746万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を32億1,104万6,000円としております。 補正の主な内容は、平成22年度介護給付費負担金の精算に伴う国県支出金の返還金及び介護給付費準備基金積立金を計上するとともに、前年度繰越金等により調整しております。 介護サービス事業勘定では、既存の予算に56万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2,894万6,000円としております。 補正の主な内容は、システム導入費の追加及び既存予算の歳出における目内の組替補正を行うとともに、前年度繰越金等による調整を行っております。 議案第93号は、平成23年度西海市水道事業会計補正予算(第1号)で、資本的収入額では、既存の予算に44万5,000円を追加し、総額を1億16万2,000円としております。 資本的支出額では、既存の予算に1,188万6,000円を追加し、総額を1億7,095万7,000円としております。 補正の主な内容は、大瀬戸上水道樫浦地区配水管布設替事業の工事負担金及び工事請負費の増額によるものです。 以上で、議案第65号から議案第93号までの29議案についての提案理由の御説明を終わります。 よろしく御審議の程お願い申し上げます。 ○議長(中野良雄)  議案第65号から議案第93号までの提案理由の説明が終わりました。 以上で、本日の日程は、全部終了しました。 ただ今、提案理由の説明が終わりました議案第65号から議案第93号までの29件の質疑及び委員会付託を9月8日の本会議で行います。 なお、質疑の発言通告の締め切りは、9月6日、正午です。 質疑の発言希望者は、9月6日、正午までに、その質疑の内容を所定の用紙に記入の上、通告願います。 次回、本会議は9月6日、午前10時から開きます。 所定の時刻までに御参集願います。 本日は、これで散会します。     午後0時3分 散会...